長年、デスクワークを続けていると、どうしても肩に疲れが溜まってしまいます。
肩は知らず知らずのうちに力が入ってしまい、肩こりにつながりやすい部分でもありますね。
そこで、今回ご紹介するのは、肩の疲れのリセット。
このリセット方法では、肩の疲れを抜きつつ、肩甲骨の動きを改善してくれます。
〈肩こりリセット〜その1〉
立ったまま、または椅子に座って行う方法です。
①首と肩の角の部分に、人差し指・中指・薬指を痛気持ちいい程度に当てる
②指は押さえたまま、肩より少し高い位置まで、腕を前に振り上げる
③逆方向(後ろ)へ腕を振る
このとき、肩の高さをめざしてほしいのですが、難しい場合は、無理なくできるところまででOKです。
この前後の腕振り動作を20往復行いましょう(②→③で1往復)
④深呼吸をして終了
⑤反対側の腕で同じように行う
〈肩こりリセット〜その2〉
こちらは仰向けで行う方法です。
①首と肩の角の部分に、人差し指・中指・薬指を痛気持ちいい程度に当てる
②指を押さえたまま、仰向けで肘を90度に曲げ、片手だけ半分バンザイの形に
③腕を前方にパタンと振る
地面につくまでが理想ですが、難しい場合は、無理なくできるところまででOK。
この腕振り動作を20往復行います(②→③で1往復)
④深呼吸をして終了
⑤反対側の腕も同様に行う
◎肩こりリセットの効果を高めるには?
肩こりリセットの効果はいかがでしたか?
どのような変化があったか、次のチェックで確かめてみましょう。
●肩のこり感、重さ、疲れなどが減っている
●胸がふわっと軽くなり、呼吸がしやすいと感じる
さらに効果を高めるには、腕を振るときに、できるだけ力を使わないようにすることがポイントです。
腕を上げていくときは力を入れ、下ろすときは重力を利用してブランと落とすように、投げるようにするのがコツ。
また、自分なりに押す場所を横にずらして、気持ちよいと感じる場所を探しながら行うと、さらに周囲が緩んでいきラクになるので、試してみてくださいね。
このリセット方法では、肩こり、頭痛(主に側頭部)、首のこり(主に側面)、全身のだるさの改善が期待できます。
また、肩甲骨や鎖骨がやわらかくなり、呼吸力の改善にもつながります。
どちらも所要時間は40秒程度ですので、思い立ったときにやってみるといいですよ。